愛犬の介護①-先代犬パピヨン犬の紹介-

こんにちは。

 

今は亡き先代犬のパピヨン犬「はな:20歳」「もも:17歳」について書きたいと思います。

 

どなたからでも、20歳、17歳という長寿に驚かれ、どういう飼育方法だったのか詳しく聞かせて欲しいとよく言われました。

特に自分で変わったことをしたつもりもなく、ただストレスだけはかけない様に気を付けていたと思います。

 

 

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(向かって右がはな 左がもも 2013年撮影)

 

この2匹は、縁があって家族になりました。

主人と結婚する前の付き合っていたころ(あの頃は若かった・・遠い目)、彼が私の実家で飼っていたシルキーテリア(人懐っこく陽気で本当にかわいかった)と仲良くなるうちに、自分も犬が飼いたいと言っておりました。

たぶん、その話を自分の親や従兄弟等にも話をしていたんだと思います。

 

丁度その時、彼の従兄弟の奥さんの知り合いが

「自分の娘が飼っている犬が不憫なので誰か飼ってくれる人を探してもらえないだろうか・・・」

という相談を受けていたようで、犬を飼いたいと言っていた彼に話が来ました。

 

相談の内容を聞いたところ、ペットショップから購入し、狭いケージに入れられっぱなしで鳴くと叩かれ、エサも少ししかあげてない。注意したところ「もう飼いたくない」と言ったようで、自分では飼えないから飼える人を探していたようです。

 

犬のことをあまり分かっていなかった彼はパピヨン犬の本を飼い、本に載ったかわいいパピヨン犬を見て、飼うことを決心したのです。

 

付き合っていた私も同行して、事前に受け取っていた従兄弟のお宅へ向かいました。

 

初めてみた「はな(画像右側)」、それはもう、かわいそうな姿で、7カ月間放置されていたのか獣臭がすごく、毛は薄汚れ、やせてとてもパピヨンに見えずヤギかと思うような感じでした。そして人に怯えていたのか近づくと唸っておりました。

 

唸っていたので、彼は少し困った顔をしていましたが、もう飼うと決めて従兄弟の奥さんは預かって来たのです。私はすぐに抱きかかえ、落ち着かせました。そのまま車に乗せ帰り道は私の膝の上で落ち着いて寝ておりました。彼が手を出すと唸ります。

 

「飼いきれないかもしれない・・・・写真の犬と全然違くてあんまり可愛くないし、噛まれそうだし・・」と帰りの車内で彼がぽつり。

「いあいあ、飼うと決めて預かったんだもん。ちゃんと面倒みようよ。私も協力するし、大丈夫だよ」と。

 

家に帰ったらまず、シャンプー。初めてで怯えていたけど大人しくしておりました。

私にはとってもいい子に見えた「はな」は、やっぱりいい子でした。

 

最初は彼は見ていただけ。でも、私は彼はとても優しく必ず最後まで面倒みる人だと確信していたので、不安そうな彼をみても全く不安にならず、はなが来た喜びのほうが大きかった!私の方がルンルンでしたね。

 

来た当日はお迎えが夜だったのもあり、シャンプーが終わってエサをあげたら私は帰る時間になりました。まだ若く実家暮らしでしたので外泊はダメでしたし(笑)

 

彼:えー帰るの?唸って噛まれそうで怖いんだけど

私:帰るに決まってるじゃん(笑)この子、淋しがり屋で膝の上に乗ってくるよ。私が帰ったら貴方にべったりになると思うよ。じゃーねー!

 

ふふふ( *´艸`)と思いながら帰宅し、帰宅後電話してみました。

 

私:どんな感じ?

彼:うん、膝の上で寝てる。かわいいー。一緒に寝る。

私:でしょー。大丈夫でしょー!また週末くるねー。

 

 週末に行ったら、大きなケージにペットシート。ちゃんとできてるじゃん!

そして目を輝かせテニスボールで楽しそうに遊ぶはなを見ることができました。

私が家に上がった時、最初唸りましたが、「あら?忘れたのー?おいでー」と言ったらしっぽをふって来てくれました。ちゃんと覚えていてくれていました。

 

その後彼と結婚し、3年経った頃、「もも」がうちに来ました。

私の姉から、知り合いにパピヨン犬を飼って欲しいと言ってる人がいるんだけどどうだろうかと相談を受けました。

 

そのパピヨン犬は、姉の知り合いの娘さんが飼って大事に育てていたけど、子供ができて飼えなくなり、他人には渡したくないから両親に飼って欲しいと預けていたようです。ですが、このご両親の奥様が犬がとにかく大嫌いで、娘さんの願いもあり、旦那さんが一生懸命面倒を見ていたようですが、奥様の犬嫌いが治らず、とにかく誰かに飼ってもらうようにと言われていたようです。

その話を姉が聞き、妹がパピヨン犬を飼っているから聞いてみますねという話になったようです。

 

「はな」はすくすく育ち、飼い主には従順でしたが、やはり子犬の頃に虐待を受けていた影響か、他の人には敵意を剥き出しに吠える犬で、治る気配はありませんでした。数回会って、慣れたらしっぽを振ってお迎えする子でした。ですが、犬には全く吠えず、どんな大きな犬から近づかれても怯えることのない犬でしたので、飼えるのではないかと話を受けたのです。犬嫌いの家族がいる家にいても、可哀そうだと思ったのです。

主人も、快く話を受け入れてくれ、「子供ができても飼えるだろうに可哀そうな」と言っていたくらいでした。

でも、ご家庭の事情もあるし、パピヨンは抜け毛が少ないと言われていても私はかなり抜けると思っていましたから、赤ちゃんには厳しいかも・・仕方ないと思いました。

 

また、ご両親も一度別の方に譲ったようですが、合わないからと言われ飼い戻したことがあるようで、「もし合わないようだったらお返し頂いて構わない」と言っていたので、はなと相性が合えばいいと思い譲り受けました。

 

そして初めて「もも」と会いました(画像左側)。それはそれは可愛い子でまさに「パピヨン!」という感じ。雑誌に載ってるモデル犬のようでした。

 

そして、クルートから出して「はな」とご対面。

 

はなは一頻り匂いを嗅いだ後「ふーん・・・」という感じでしたが、ももははなの事がとても気に入ったのかお姉さんと思ったのか、ずーっと後ろをついてまわるのです。やたら付いてまわるので、はなから「ウーッ」と唸られても全然平気でずーっと傍に寄っていくのです。その光景はとても可愛く印象的でした。

当時1歳違いで、はなが4歳、ももが3歳。

 

これはやっていける!

 

こうやって夫婦二人と、パピヨン犬2匹の生活が始まりました。

 

1週間後、譲り元のご両親からどんな感じか、合わないんじゃないかとご連絡を頂きましたが、「大丈夫ですよー、最後までちゃんと面倒みますね!」と。

そのご両親はまた返されると思っていたのか、「無理されなくてもいいですよ・・前も返されましたから・・」と言っておりましたが、もう手放す気もありません。かなり驚いて、そして喜んでいました(笑)

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いつも2匹でこんな感じ。とっても可愛くて素敵な毎日でした。

 

ももはとても良く躾がされていて、大変おりこうさんでした。ブラッシングも大人しく、無駄吠えもなく、完璧。

ですが、はなを敬愛していたももは、はなの悪い真似をするようになりましたけどね。

 

そんな日々も、やはり年月が経つと老いが襲い、介護が必要な時がやってきました。

 

次回にどういう風に介護が必要になってきたかを書きたいと思います。

 

 


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